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zoom RSS 古谷溜池新道を探して

<<   作成日時 : 2007/05/18 15:41   >>

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自治会の広報部長として設立20周年記念紙をつい最近発行した。この時地元の歴史をひも解く企画があり仲間と色々と調べた。その一環として柏の明治、大正、昭和のアルバムを見ていたら古谷の善照寺下に村人により新道が築かれ、これを堰として溜池がつくられたとあるのを発見した。昭和四年のことだ。写真はこんもりとした森をバックにカーブして下ってくる新道と
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満々とした溜池、そして検査に来たという村の主だった人達が映っている。

 善照寺といえば花野井方面に行くとき布施近隣センターの少し先から入って行く旧道があり、角に開山七百年といわれる時宗のお寺がある。きっとこれに違いないと思った。更に布施近隣センターから少し先のガソリンスタンド近くにバス停で「古谷入口」がある。これらから類推して善照寺横の急な坂道を下ったあたりが溜池だったのではなかろうかと推測した。早速歩いていったのは言うまでもない。善照寺は流石に古いだけあって中々風情のある良いお寺だ。付近一帯をぐるっと回ってみた。レストラン「マミーサ」の裏辺りから善照寺下の畑の方へ抜ける狭い道を発見。恐らくこれに違いないと思いその日は帰る。
 日を改めてまたその場所を訪ねてみた。写真を撮りながら溜池新道とおぼしき道を通り善照寺下の畑へ出る。たまたまこの日は運良く野良仕事をしているお婆さんがいる。声を掛けてみた。耳が遠いのかこの辺には古谷という家はありませんとの返事。いや、家ではなくて地名ですと叫ぶと「ここは・・」で「向こうは・・」と何やら良く判らない。そこで「溜池がー・・」と叫ぶと、のこのことこちらへやって来てくれた。 話を伺うと何と今お婆さんが耕している畑一帯が昭和の初めの頃大きな溜池であったとのこと。いつもその脇の道を車ですっ飛ばしていてそんなことはまったく知らなかった。昔はこの辺にこんな美しい景色があったのだとしみじみと辺りを見渡した。
 大きく伸ばして持っていった昔の写真をお婆さんにあげた。昭和五年生まれだという。名前はN、この辺にこの名の旧家が多い。現在の京小町せんべいの工場は代々代議士を出したN家の跡にあるのだという。昔は溜池は農業だけでなく火事の際手押しポンプでの消火にも使われたという。今では周辺の木がすっかり伐採されてみる影もない。その畑から少し行って上り坂になろうとする辺りに
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僅かに林が残っているがその近辺に
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巨大な樹木の根が雨ざらしにされていた。残った木々もこの調子でやがて消え去る運命かと残念に思った。

以上は私が自治会紙に最近書いたものを転載したものです。それからひと月も経たないある日善照寺横の道を車で通りかかると何と目印になると書いた、僅かに残された林が
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一本残らず伐採されているではありませんか。自分の予見がこんなにも早く現実になろうとは思ってもみなかった。これで昔日の面影は善照寺側の小高い丘陵に残る木々に求めるしかなくなった。先人たちがこの景色を見たらびっくり仰天、嘆くに違いない。事も無げに歴史を生きてきた木々を伐採してしまう今の日本人の感覚には危機感を覚えます。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
本当に、都会の緑はあっという間に姿を消していきますね。第三者的な見方ですが、地球が早いスピードで壊れている今、何とか緑を残して欲しいと思うこの頃です。
ぶーちゃん
2007/08/07 07:21

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